ネガティブ思考は人の性!?

こんにちは、連休最終日暑いですね😎

本日はネガティブ思考になってしまう理由とそんな時の対処法についてお話したいと思います。 

 

  • なぜ人は反射的にネガティブ思考に陥るのか。

繰り返されるネガティブな思考が生まれるのには生物学的に意味があります。

以前、潜在意識は脳の中でいうと大脳辺緑系という部分とつながっていて、顕在意識は大脳新皮質という部分とつながっていると言われているとご説明しました。

 

※こちらです。

rendezvous77.hatenablog.com

 

大脳辺緑系生命を維持していくのに必要な感情(本能的な恐怖や嫌悪、悲しみなど)をつかさどり、私たちのようなほ乳類だけでなく、両生類・爬虫類・魚類などにも存在している生物進化の歴史をさかのぼると古くからある部分のため、古い脳と言われています。

 

もしも天敵に遭遇したら、自分の成長のために目の前の敵に立ち向かうべきか、どうやって倒せるだろうか、それとも今回は不意打ち・準備不足なので逃げようか、などど思考を巡らせている間もなく、見つけた瞬間、本能ですぐさま逃げるという行動に出ますよね。

現代に生きる私たちの生活において、茂みからライオンが出てくる、なんていう可能性はほぼ0に等しいですが、先祖から受け継いできた潜在意識の働きは昔から変わっていません。

きちんと注意を向けないと命に関わる気づきがあります。

そのため、ネガティブな思考により、自分の周りで起こるかもしれない出来事に常に注意を払うようになっています。

 

生き残りをかけた状況下では、人間の脳では脅威を感じ取ります。確かに私達の先祖にとっては、脅威を察知できるか否かが生死と直接関係していました。

私たちの先祖は数千年も前にサバンナを離れたのに、いまだに多くの人は自分の周りの良いことよりも、これから起こるかもしれない不吉なことを一生懸命探す癖がついています。

 

  

つまり、ネガティブ思考というのは先祖から受け継いだもの自分の生命を守るための本能。

その名残で私たちが天敵に襲われることなく平和に暮らしている今でも、まだ自分を守ろうとするために発揮されています。

ネガティブ思考は仕方ないのです。先祖から受け継いだものなので、私はなんでこんなにネガティブなんだろうか...と自分を責めなくていいのです!

 

  • ネガティブ感情の対処法

とは言っても、欲しい未来を手繰り寄せたい時にこのネガティブな感情のせいで停滞してしまうのは嫌ですよね。ネガティブな感情が湧き出てしまった時にどのように扱えばいいのか。

 

まず、新訳願えば、かなうエイブラハムの教え 引き寄せパワーを高める22の実践 で説明されている感情のスケールについて。

人の感情には22段階あって、その感情によって自らが発するエネルギーが異なるそうです。

f:id:rendezvous77:20200726014736p:plain

感情のスケール 『新訳 願えば、かなう エイブラハムの教え』より

ここにある感情を表す言葉が、全ての人にとって正しくしっくりくるものではないと思いますが、下から上を上がっていくほどより良い気分に到れるということを示しています。

そして、この感情のスケールは意識的に上へとのぼることができます。

 

例えば、とても嫌なことが起こり「不安」(21)に苛まれたとします。何かに専念できれば、気分が改善するかもしれませんし、その出来事を頭の外に追い出して仕事に集中すれば、気分が晴れるかもしれません。「不安」を解放してくれる思考はたくさんあります。より気分のいい思考を見つけたいと思ったら、その思考がどのような感情を抱くか意図的に気づき選んでいくことで、すぐに”感情のスケール”を登り始めることができます。

新しい思考が前の思考よりも解放感を与えてくれるかを観察しながら、少しでも解放感を高めてくれる思考を目指して、考えて→感じるという手順を繰り返します。

 

ここで、重要なことは、

「怒り」(17)の思考持つのはだめなのか、と言われたらそうではなく、その前に味わっていた「絶望」(22)よりは上に上がった感情なので少し楽になっている、と受け入れることです。

その状態を否定して怒りは良うないと言い聞かせて無理に抑えようとすると、「絶望」(22)を感じたり、「うつ状態」(22)に下がってしまうかもしれません。

ですが、「怒り」を選んで少し気分がよくなったときづければ、より抵抗の小さい「不満」(10)などの感情へ移行できるとわかります。

今の状態より少しでも気分が改善できれば、あなたは感情のコントロールができています。

 

ネガティブの感情だから駄目ということではなくそのときの感情を認め、感じ切ってその感情を解放しながら一つ一つ上に移行させていく。本書ではこのように説明されています。

感情を少しずつましな感情に移行させるために 「たった今、私は最高に気分のいい思考を見つけようとしています。さらなる解放感を求めます 」と宣言しましょう。

次のことを覚えていてください。

 

●憤りを感じると、うつ状態、悲しさ、絶望、恐れ、罪悪感、無力感から解放される。

●復讐心が湧くと、憤りから解放される。

●怒りが湧くと、復讐心から解放される。

●他人のせいにすると、怒りから解放される。

●打ちのめされているとき、他人のせいにする気持ちから解放される。

●苛立ちが湧くと、打ちのめされている状態から解放される。

●悲観的になると、苛立ちから解放される。

●希望が湧くと、悲観的な見方から解放される。

●楽観的になると、希望にすがっている状態から解放される。

●前向きな期待が湧くと、楽観的になるしかない状態から解放される。

●喜びを覚えると、前向きに期待するしかない状態から解放される。

 

やがて 〝感情による誘導システム 〟が何を伝えようとしているかがわかるようになります。少しでもましな感情がもたらす解放感を求め続けると決意すれば、だいたい気分はよくなり、望むものをすべて経験に招き入れると許可できるようになるでしょう。あなたの身に起こるあらゆることを理解するには、自分の感覚に注意を払いましょう。あなたがどう感じるかは、自分の経験に何を引き寄せているかを示す唯一の尺度となります。 

このように否定せずに一つ一つ解放していくと、ネガティブな感情はなくなるということなんですね。

自分の人生が思い通りにならないように見えるのは、大抵の場合、どこに向かっているのかがわからないからです。

感情は大きく分けると2種類しかありません。それは気分のいい感情と気分の悪い感情です。

あなたがが今、望む方向へ向かえているかはあなたの感情が教えてくれます。

もし気分の悪い感情が出てきたら少しずつ解放していきましょう✨

 

以上、まとめです。

  1. ネガティブはあなたのせいじゃない!先祖から受け継いだもの。
  2. ネガティブは否定しないで感じ切って、手放していく。

 

ネガティブなのはあなただけじゃないので大丈夫ですよ~🙆‍♀️

 

f:id:rendezvous77:20200705223603j:plain

Photo by Wolfgang Hasselmann on Unsplash

 

本日も読んで頂き、ありがとうございました。

 

ゆりえ🦁